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味わいバス停は生きている

 百 坂 ももさか

最終修正:令和5年10月5日 (2)


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 金沢市北部、森本駅前のひとつ市内寄りのバス停で、千坂校下のもっとも北にある百坂町に位置しています。

 百坂は昔は「百ヶ坂ももがさか」や「桃ヶ坂ももがさか」とも呼ばれていたそうです。延宝年間までは処刑場のあった場所でもありました。

 坂はどこにあったのでしょうか。藩政時代にはこの地の菅原神社の裏手から福光へと通じる古い街道があり、そこは坂の多い尾根伝いの道だったため、“百ヶ坂”という呼び名があったのではともいわれています。


 
 市内方向ののりばです。北鉄バスは新バスシステムに対応した電照ロケーションポールですが、老朽化のためか丸板部分が撤去されてしまいました。小坂中(市内方向)や千木南(市内方向)と同様ですね。

 北鉄公式サイトの時刻検索ページでは「百坂ーB」で登録されています。


 
 (過去)少し前の様子です。待合所が現在のものと異なるほか、北鉄バスのポールに丸板がちゃんとあります。


 
 後背地にある「金沢グレイスチャペル」というキリスト教会が建ててくれたらしい待合所には、カラフルな絵がところ狭しと描かれています。


 
 待合所の様子です。キリスト教の勧誘関係のポスターがいろいろ貼ってあります。ご案内には『私たちはプロテスタント・キリスト教会です。統一教会、ものみの塔(エホバの証人)、モルモン教とは関係ありません』と書いてありました。


 
 郊外方向のりばです。北鉄・JRともポールのみのシンプルなバス停ですね。北鉄公式サイトの時刻検索ページでは「百坂ーA」で登録されています。


 
 自転車置き場を兼ねた大きな上屋が備わっています。


 
 上屋の下にはバラエティ豊かな椅子がいろいろ置いてあります。誰かが不要品を持ってきて置いただけでは……とも思えますが、座り心地は良いです(?)


 
 バス停近くに「交通安全 世界のねがい」とした大きな塔が立っています。管理人が幼いころにはすでにありましたので、詳しいことは知らないのですが、かつて、北鉄バスでは百坂で必ず『交通事故をなくしましょう』から始まる交通標語が流れていました。管理人が高校生のころですが、おばぁさんが百坂南の交差点の脇に花を手向け、手を合わせているのを見かけたことが、何度かありました。


 
 百坂のショッピングセンター「モモサカプラザ」です。昭和47年(1972年)9月1日開業。オープン以来の核店舗だった(株)三崎ストアーがクスリのアオキに買収されたことにより、令和5年(2023年)10月4日にドラッグストア「クスリのアオキ百坂店」として再出発しました。


 
 「クスリのアオキ百坂店」は旧三崎からの転換店としてはしんがりでオープン。アオキにとって石川県内100店舗目の記念すべき店舗で、売り場面積は最大級の規模。鮮魚、寿司も扱うタイプのお店となっています。

 「モモサカプラザ」としては「加賀藩たかくら」「フラワーショップ花の樹」も引き続きテナントとして営業。また、駐車場内にある「8番らーめん」も健在です。


 
 (過去)三崎ストアー時代の「モモサカプラザ」です。


 
 バス停より森本寄り、北陸自動車道の高架の脇に、金沢北陵高等学校への登り坂があります。百坂は高校の最寄りバス停でもあるわけです。この坂は校舎のある小高い丘の上まで延々と続いており、まさに「百坂」ですが、生徒からは「S字坂」と呼ばれているようです。


\千木と百坂で“千坂ちさか”だよ/
 


 こちらのページもどうぞ
 →森本駅前
 →法光寺


参考文献
 「角川日本地名大辞典 石川県」


*バス停は生きていますので、外観や表示類、風景などには変化が生じている可能性があります。あしからずご了承下さい。
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