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いしかわバス通信!

 「バス通へようこそ。このページでは石川県内のバス路線の動きを中心に、“石川県のバスに乗ることがもっと楽しくなる、もっと好きになる”情報をニュース形式で紹介していきたいと思います

 当ページに関して、あるいはバスに関する趣味的な目的でバス事業者様や自治体様へ問い合わせ等されると業務の邪魔になり、きわめてご迷惑となります。おやめ下さるようお願い致します。
 focusing on the movement of bus routes in Ishikawa, that makes riding the buses in Ishikawa more fun and more enjoyable.

最終修正:令和5年11月19日 (385)


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令和5年(2023年)11月号


* あぜのきらめき,今年は臨時バスなし

 10月21日より来年3月10日までの期間、恒例の「輪島・白米千枚田あぜのきらめき」が開催されています。今年も往復割引乗車券(大人500円)が発売されていますが、臨時バスは運行されないことになりました。


* 車内名札めいさつが廃止に

 北鉄グループバスではこれまで車内に乗務員氏名を記した名札が掲出されていましたが、11月1日よりこれが廃止されました。

 8月1日に「旅客自動車運送事業運輸規則」の一部改正によりバス車内における乗務員氏名の車内掲示義務が廃止されたことによるもので、全国的な流れです。県内では、すでに西日本JRバスが9月1日に廃止していました。

 氏名札の代わりとして、所属する営業所・支所名の札が差し込まれるようになりましたが、とくに能登バス、奥能登バスでは乗車すればそのバスがどこの担当便なのかが分かるようになりましたね。

 
 ▲車内名札


* 輪島にもチョイソコ進出

 11月1日より、輪島市東部の鵠巣、南志見、町野の3地区で住民専用の予約制デマンド交通「チョイソコわじま」の実証運行が始まりました。実験は来年1月末までの予定です。

 県内2例目となる輪島市のチョイソコは、エリアをまたいでの移動はできず、エリア外へ出る際には北鉄バスのバス停で既存のバス路線(町野線)に乗り継ぐことが基本になります。

 自宅からバス停まで移動し路線バスに乗り換えて貰うことで、バス路線維持にも繋げていこうという考えのようです。


* 津幡町では「のるーと津幡」

 来る12月4日、津幡町でAIオンデマンドバス「のるーと津幡」がスタートします。こちらも時刻表や決まった運行ルートはなく、予約状況に応じて最適な運行ルートを走る、AIを活用したデマンド交通サービスです。予約は専用スマートフォンアプリ「のるーと」または電話でも可能で、運賃は大人200円。町外の人でも会員になれますので、立派な公共交通機関といえます。

 
 ▲のるーと津幡のミーティングポイント


* 冬季ダイレクト便,今年も運行なし

 例年、12月〜翌3月にかけて通学便として運行されていた野々市駅〜金大附属学校自衛隊前間の野々市横断ダイレクト便は、今年度の運行を休止とすることが発表されました。深刻な運転士不足が影響しているようです。なお、同便は昨年も新型コロナウィルス感染症の拡大による運転士不足により、運行されていませんでした。


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令和5年(2023年)1月号

* 恒例の開運☆初詣バス運行

 令和5年(2023年)がスタートしました。今年も「いしかわバス通信」をよろしくお願いいたします。

 北陸鉄道(株)と北鉄金沢バス(株)は、今年も初詣にあわせた「白山さん初詣バス」の運行を実施。昨年と同様に鉄道石川線は大晦日深夜の運行が実施されず、バスの運行も1月1日の早朝からのスタートということになりました。

 概要は次の通りで、運行本数やダイヤ、運賃等は昨年と同様でした。

<電車接続バス>
 1月1日
 往路は野町6:44〜17:55発の電車に接続、復路は白山さん7:25〜18:55発まで、計21.5往復が運行されました。

 1月2日、3日
 往路は野町8:02〜16:00発の電車に接続、復路は白山さん9:19〜17:37発まで、計16往復が運行されました。

<南部ルート>

 1月1日〜2日
 南部車庫発9:00〜15:00の間、約15分間隔
 白山さん発10:15〜16:30の間、約15分間隔

 1月3日
 南部車庫発9:00〜15:00の間、約20分間隔
 白山さん発10:20〜16:20の間、約20分間隔

 おなじみの「初詣往復割引きっぷ」も発売され、電車+接続バスのみのタイプは大人900円、バス乗車券2枚付きのタイプは大1,500円と、物価高騰の昨今ですが、今年も価格は据え置きで販売されました。なお、ひそかに集めている人も多いという「干支の置き物」の特典は今年もありませんでした。

 なお、今年は北鉄金沢バス(株)中央営業所および北部営業所も輸送に参加し、主に鶴来駅ルートを担当。南部ルートのほうは北陸鉄道(株)南部、東部の各支所が主に担当していた様子でした。

 
 ▲中央担当の電車接続バス

 
 ▲北部担当便も登場


* 定期観光2コース,再び運休へ

 1月10日より当面の間、北鉄金沢バス(株)中央営業所担当の定期観光バス「かなざわめぐり」「わじま号」がいずれも運休となってしまいました。コロナ禍もあって、全国的に乗務員不足が深刻化しています。


* 温泉急行線リバイバル運行ツアー

 北鉄金沢バス(株)旅行センターでは、今年からバスファン向けツアーを「北鉄バスファン倶楽部」と銘打ってシリーズ化。第1弾として『往年の名路線・温泉急行線リバイバル運行ツアー』が打ち出されました。加賀ゆのさと特急の前身である“温泉急行線”が運行を開始してから70周年の節目であることと、温泉快速「かえでぃー号」の運行を記念した特別企画です。

 今回は乗って楽しむタイプの旅で、北鉄加賀バス(株)加賀営業所の特急車両に乗車し、往年の温泉急行線をイメージし完全新録された特別な車内放送を聴きながら、乗り心地を楽しむツアーとなっています。

 出発日は1月13日(金)、22日(日)、28日(土)の計3回です。

 
 ▲山代温泉古総湯前の温泉急行バス


* 温泉快速「かえでぃー号」に乗ってきました

 さて、その温泉快速「かえでぃー号」は昨年12月24日〜2月26日までの土日祝(年末年始は運休)に運行されています。管理人は年が明けてからようやく乗車の機会が得られました。

 
 ▲加賀温泉駅に到着した温泉快速線

 まずは片山津温泉方面の便に乗車しました。乗客は管理人を含めて7人。まずまずでしょうか。そのうち女性の2人連れは「かえでぃー号」到着時、かわるがわるスマートフォンを向けておいでました。

 駅発車後、さっそく“モーニング娘。'22”のメンバーだった加賀楓さん(加賀温泉郷観光大使)のお声によるアナウンスが流れます。アイドルということで萌え声なのだろうかと思い込んでいたのですが、アルトの素敵なトーンで、よく通る元気な語り口。声の高さはエンジン音の響くバスの放送にもマッチしているように感じられました。

 管理人以外の乗客は全員、片山津温泉総湯前で下車。入れ替わりに温泉街で2人の方が乗ってきました。片山津方面は一般路線と同様にラケット循環になっているのですが、温泉快速線では1周して戻ってくる運賃設定もありますので、有難く享受。片山津西口停車後は加賀温泉駅までノンストップのため、片山津バイパスをそのまま直行して戻っていくコースで、目新しいです。

 つぎに山代・山中方面の便に乗車です。管理人を含めて6人の乗りでしたが、山代温泉で旅行中らしい夫婦が行き先と時刻欄を見比べるようにして乗車。後続の本便を待っていたものの、それより先に「快速」が来たので、とまどいつつも乗ることにしたのでしょうか。山代温泉街から山中へかけ、コース的には温泉特急線とまったく同じものでしたが、山中節が流れないのは少し淋しいですね。

 帰りのバスは私を入れて14人。中型バスですから車内はほどよく埋まりました。こんどの便は女性が多く、車内に掲示された加賀さんのスナップ写真をスマホに収めている人も。じつは加賀さんは女性からの人気も高いと耳にしました。どこか中性的な魅力が若い女性を惹きつけるのかも知れません。そういえば、終点到着時での「ご乗車ありがとうございました!」というコールは元気な少年のようなお声だったのが印象的でした。

 
 ▲山中温泉バスターミナルの「かえでぃー号」


* 小松駅西口バスのりばが一部変更

 小松駅西口広場では昨年から改修工事が行われていますが、工事の進捗にともない、1月23日より3月下旬までの間、一部のりばが変更となっています。

 現在の降車場が工事区画に含まれることから、降車場をターミナル内の1番標識へ変更。これに押し出される格好で1番から出ていた粟津線、市内循環「こまち」は4番標識へ移動、従来4番発着だった安宅線は3番標識へと、玉突き式に変更されています。

 
 ▲1番標識で降車扱い中の小松駅終着便


* 東海北陸道経由の名古屋便が開始されます

 来る2月20日より、北陸鉄道(株)と名鉄バス(株)の2社により、東海北陸自動車道経由の新路線「名古屋―白川郷・金沢線」の運行が開始される予定です。今後の観光やインバウンド需要の回復を見据えた高速バスの利便性向上が目的ということで、訪日外国人観光客に人気の高い白川郷を経由。金沢〜白川郷間、および白川郷〜名鉄バスセンター間のみの利用も可能となっています。

 気になるダイヤは金沢駅8:55発、17:00発と名鉄バスセンター9:50発、16:00発の2往復。所要時間はそれぞれ4時間05分となっています。これにより金沢〜名古屋間の昼行高速バスの本数は2往復増加し、1日13往復になります。

 運賃は、金沢〜名古屋間はカレンダー運賃により大人片道3,600円〜5,500円の幅運賃。金沢〜白川郷間は大人片道2,000円の定額運賃、白川郷〜名古屋間はこれもカレンダー運賃で大人片道3,000円〜4,000円となっています。なお、金沢〜白川郷間では既存路線の白川郷ゆきとの往復割引は適用されないそうです。

 この新路線の開設にともない、高速バス「高山金沢線」のダイヤが一部変更され、金沢駅14:40発白川郷ゆき、白川郷16:25発金沢駅ゆきの1往復が減便に。そのほか一部時刻の調整が行われます。詳しくは北陸鉄道さんの公式ホームページでご確認下さい。


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令和5年(2023年)2月号

* ラン♪RUN♪BUS、近岡に停車

 アペックスグループが運営する運賃無料の広域巡回バス「ラン♪RUN♪BUS」では、1月30日より南北ルートの新しい乗降場所として「アルプ薬局近岡店」が追加されました。アルプラザ金沢〜コンフォモール内灘間の海側幹線・直江町中交差点前、旧ゲンキー近岡店のあった一角です。これにより近岡町からコンフォモール内灘、上諸江、金沢駅西口、西泉、大桑へ無料で移動できるようになりました。

 
 ▲新設された「アルプ薬局近岡店」バス停


* 白川郷ゆき1往復が復旧

 2月1日より、北鉄運行の高速バス白川郷・高山線は金沢駅14:40発白川郷ゆき、白川郷16:25発金沢駅ゆき計1往復の運行を再開しました。ただしこの1往復は2月20日より減便となりますので、2月1日〜19日のみの限定運行ということになりました。


* サクラサクときめきトリップ開催

 2月7日から2月28日にかけ、ラン♪RUN♪BUSのイベント「“サクラサク!ときめきトリップ” ココロオドル 聖地巡礼の旅」が開催されています。

 これは観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の補助を受け取組まれているもので、ラン♪RUN♪BUSが立ち寄る道の駅のと千里浜、道の駅福光を舞台に、「冬の縁結び祈願祭」や「URANAI FESTIVAL」(ワンコイン占いマルシェ)など、さまざまなイベントが開催されています。

 また、2月17日からは南砺市のアニメ制作会社P.A.WORKSとのコラボレーションにより、南砺ルートの利用者にアニメ「サクラクエスト」とこれを題材としたイベント「桜ヶ池クエスト」の特製ノベルティ(クリアファイル)がプレゼントされました。

 これら盛りだくさんのイベントにあわせ、南砺ルートは2月7日から、環状線反時計ルートは2月9日から、それぞれ車両のラッピングが変更されました。

 
 ▲ラッピング変更された南砺ルートのバス


* 珠洲特急、恒例の増便

 2月19日、食祭「珠洲まるかじり」開催に伴い、恒例の珠洲特急臨時増発が実施されました。増便されたのは金沢駅西口7:30発と、すずなり館前15:30発の1往復です。


* RA3両勢ぞろいツアー

 2月19日、「日産ディーゼルスペースランナーRA富来車庫撮影会ツアー」が実施されました。北鉄バスの希少車・西日本車体工業製ボディ96MC架装の「スペースランナー」を駆って、同型車の所属する富来を目指し、3両を勢ぞろいさせて撮影しようというもの。今回はわずか2日で満席になるほどのキラーコンテンツぶり。案内役はもちろん北鉄名人“バス好き添乗員”さんです。

 行程は金沢駅西口(8:00出発)→千里浜なぎさドライブウェイ→千里浜レストハウス(昼食)→羽咋駅(撮影)→廃止路線・志加浦線を走行→北鉄能登バス富来車庫(撮影会)→廃止路線・富来線(巌門支線)および加茂循環線を走行→金沢駅西口着。参加費は大人15,000円(こども10,000円)ですが、全国旅行支援を利用すれば大人12,000円(こども8,000円)でOKでした。

 
 ▲廃止路線もたどり、乗りバス派にも嬉しいツアーでした


* ラン♪RUN♪BUS、ついに加賀へ

 無料巡回バス「ラン♪RUN♪BUS」は来る3月1日にダイヤ改正を実施。新ルート「小松・加賀ルート」を登場させます。コメリパワー白山店〜道の駅めぐみ白山〜イオンモール新小松〜加賀ゆめのゆ〜アビオシティ加賀(加賀温泉駅前)間を結ぶ便で、朝の加賀方向1本目のみ金沢駅西口から出発。もちろん無料で自由に利用可能です。

 このルート新設にあわせ、「環状線時計回りルート」「環状線反時計回りルート」の見直しが行われ、「環状ルート」に一本化の上、海側区間のアル・プラザ津幡〜コンフォモール内灘〜コメリパワー白山店間を往復するようなコースに再編(朝の始発便のみバロー大桑店から出発)。バロー大桑店〜コメリパワー白山店間は廃止となります。

 「中央線南北ルート」は従来ではかほく・千里浜ルートのみが乗り入れていた「湯来楽内灘店」への停車が開始されます。

 「かほく・千里浜ルート」は「内灘・かほく・千里浜ルート」に改称。それまで停車していた「かほく中央図書館」「道の駅高松」がスキップとなります。「向陽台郵便局前」は方向によって「内灘向陽台郵便局前」「内灘向陽台マルエー前」と改称されます。また、朝夕の金沢駅西口発着の便は南北ルート同様に「アルプ薬局近岡店」を経由するようになります。

 「南砺ルート」は「津幡町役場」「JAかほく本店前」への停車が廃止され、代わりに「イオンモールかほく」発着に変更。城端・福光から乗り換えなしでイオンモールかほくへ行けるようになります。また福光地区で「楽蔵グリーンモール福光」への停車が開始され、代わって「春乃色食堂」は経由しなくなります。

 なお、「中央線東西ルート」は3月1日時点ではダイヤの変更のみですが、4月1日より花園地区でいったん津幡バイパスを下り、側道沿いにある「朱鷺の苑」「萬生苑」にも停車するようになる予定で、時刻表にもすでに盛り込まれています。
 *追記:「朱鷺の苑」の停車は非常に残念ながら中止。「萬生苑」のみ停車になりました。

 いったいどこまで進化するのか?! テレビCMも繰り返し放映されるなど、大快調のラン♪RUN♪BUSです。

 
 ▲時計回り車両が小松・加賀ルートに使われるのでしょうか


* レストランバスが金沢を走る

 来る3月17日〜5月28日にかけての週末、(株)中日本ツアーバスにより「金沢レストランバス2023」が運行されます。

 金沢駅西口団体バス乗降場より2階建てのオープントップバスに乗り、金沢市内を周遊しながら「ぶどうの森」のコース料理を堪能できるという走るレストランです。

 コースはランチ(12:30発)、ディナー(18:00発)の2種類あり、いずれも所要時間は約2時間。食事は両コースとも共通で、以下の料理が供されることになっています。

  • 季節野菜のムース トマトジュレ
  • 金沢港より真鯛の昆布締め菜園野菜のシルキーなサラダ仕立て
  • 雲丹といくら コンソメロワイヤル
  • スズキのヴァプール 帆立貝のエッセンス 冬野菜を添えて
  • 国産牛フィレ肉グリエ 大地の恵みと共に ソースヴァン・ルージュ
  • デザート盛り合わせ
  • カフェ

 運行経路は金沢駅西口団体バス乗降場発→近江町市場→尾山神社→香林坊→野町広小路→寺町→兼六園→金沢21世紀美術館(ディナーのみ下車観光)→金沢城→ひがし茶屋街(ランチのみ下車観光)→尾崎神社→金沢駅東口鼓門→金沢駅西口団体バス乗降場着。

 車両は平成30年(2018年)夏にも金沢に登場したことのあるWILLR所有のエアロキングが用いられるようです。この車両は1階がキッチン、2階が対面テーブルを配置した客席で、屋根は開閉式の透明なボードでできており、晴れていればこれを開放してオープントップバスとして走ることができます。

 予約受付は2月1日より開始されています。


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令和5年(2023年)3月号

* 安田薬局でのICa取り扱い終了

 南町・尾山神社バス停近くの「安田薬局」の店舗内に設置されていたICa自動積増機は、2月3日をもって取り扱いを終了したようです。

 
 ▲積増ができた委託店・安田薬局


* 神谷内バス停、再び移設

 3月1日より、神谷内バス停(郊外方向)が北鉄・JRバスともに約90m北側の歩道橋の下、つまり元のバス停の置かれていた場所に近いところへ移設されました。アド(株)前に設置されていた時期はわずか1年半ほどということになります。

 
 ▲アド前にあった神谷内バス停


* 加賀楓さんのラッピングバス、一般路線を走行

 2月26日で実証運行が終了した温泉快速線ですが、加賀楓さんのラッピングバスは3月1日〜3月5日までの間、一般路線バスで運用されました。運用は毎日異なり、温泉山中線、温泉片山津線、温泉大聖寺線、吉崎線、山代大聖寺線の一般路線5路線をコンプリートしました。なお、車内放送については一般路線バスのアナウンスが使用されていました。

 その後、ラッピングは予定通り解除されています。

 
 ▲片山津湖岸通りの「かえでぃー号」


* 兼六園下のりば工事完了

 3月11日、兼六園下・金沢城(3番・県駐車場前)バス停は道路拡幅工事の完了により元の場所へ戻されました。新しいシェルター式上屋も完成しています。

 
 ▲美しく生まれ変わったシェルター


* 津幡町営バスダイヤ改正

 津幡町営バスのダイヤ改正はIRのダイヤ改正にあわせて3月18日に実施されました。

 目玉は領家線の経路変更で、「屋内プールアザレア前」バス停が新設され、あわせて庄町商店街経由に変更。これにより清水中央、本津幡駅、庄中町は通らなくなりました。

 このほか、河合谷線は下河合が「キンシューレ前」に、太田線の津幡検問所前が「津幡跨線橋南詰」に、旭山線は終点の旭山公園前が「新幹線の見える丘公園前」に、それぞれ改称されました。


* 駒帰・小原探訪ツアー募集開始

 来る3月26日(日)、北鉄金沢バス(株)旅行センターが「北鉄バスファン倶楽部」第3弾として『北鉄金沢バス中央営業所撮影会と廃止路線の終点 駒帰・小原探訪ツアー』を開催します。

 行程は金沢駅西口団体バス乗降場(8:20発)→(中央営業所担当路線・戸水エリアを走行)→北鉄金沢バス(株)中央営業所(撮影会)→(北部営業所担当路線・木越エリアを走行)→金沢駅(休憩/昼食弁当付)→兼六園下モータープール→(廃止路線の終点・駒帰と小原探訪)→金沢駅西口団体バス乗降場(17:30頃着)。

 代金は大人12,500円ですが、全国旅行支援を適用すれば、支払い実額は10,000円となります。


* 白川郷へのバスは全便復旧

 長らくコロナによる運休に苦しめられてきた高速バス白川郷・高山線ですが、4月1日より最後の運休便であった金沢駅9:40発、14:00発白川郷ゆきと白川郷11:25発、15:55発金沢駅ゆきの2往復が復旧します。これにより高速白川郷・高山線は全便運行となります。


* 北鉄グループ4月1日ダイヤ改正

 北鉄グループでは4月1日にダイヤ改正を実施予定です。このほかJR高速バス、北日本観光の運行するきまっし号、加越能高速バスと南砺金沢線、各地のコミュニティバスでも同日にダイヤ改正が行われます。これらの変更情報については特設ページでまとめますので、こちらをご覧下さい。

 →ダイヤ改正特設ページ

 
 ▲ダイヤ改正のお知らせ


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令和5年(2023年)4月号

* 一部運賃の調整

 4月1日のダイヤ改正とあわせて、野々市線、錦町野々市線の地帯制エリアの一部区間〜菅原小学校前・白山町間の運賃が変更されました。

 有松・二万堂〜菅原小学校前・白山町間の運賃は240円から280円に、それに対応して、泉一丁目、泉新町、金沢高校前〜菅原小学校前・白山町間も270円から300円に、それぞれアップしています。

 四十万線(有松経由)にも南ヶ丘病院発着便が登場することにより、泉が丘経由と有松経由の運賃に整合性を持たせる必要が生じ、西泉経由のルートで安く起算されていた有松経由のほうも、泉が丘経由の高いほうにあわせて計算しなおすことにしたのでしょう。


* [30]番で一部バス停の変更

 4月1日ダイヤ改正にあわせて、[30]光が丘住宅線の南部車庫系統が利用している2ヶ所の停留所で一部変更が行われました。

 「大額新町」では[30]南部車庫ゆき専用のりばが増設されました。いままで南部車庫ゆきは山環沿いにある鶴寿園ゆきと同じのりばに停まっていましたが、今回、交差点を右折した先に別のりばが増設され、南部車庫ゆきはそちらに停車するようになりました。

 つぎの「額谷一丁目」では郊外方向のバス停がそれまでより約140m西へ進んだ額せせらぎ公園前へ移設されました。


* 金沢ふらっとバスのバス停名改称

 4月1日より「金沢ふらっとバス」長町ルートの旧中央小学校バス停は「長町中学校前」と改称されました。


* のっティのバス停名改称

 また、野々市市コミュニティバス「のっティ」では南部ルートの南部浄水場バス停が隣接するめぐーるのバス停と同名の「池田病院」に改称されました。


* ラン♪RUN♪BUS,萬生苑に停車

 ラン♪RUN♪BUSの中央線東西ルートは4月1日より金沢市利屋町の老人ホーム「萬生苑」に停車するようになりました。3月1日改正時点ですでに告知されていたものですが、その際、あわせて新設されることが発表されていた「朱鷺の苑」については乗り入れが中止になってしまったようで、実際の運行時には「萬生苑」のみ追加となりました。

 
 ▲萬生苑へ到着するランバス


* 兼六MPが老人ホームに

 さる4月1日のダイヤ改正で廃止された「兼六園下モータープール」。その跡地でハイグレード老人ホームの建設が計画されていることが明らかになりました。エステック不動産(株)が北鉄から土地を借りて開発を進めるもので、高さ20mの鉄骨造り6階建て。開業は令和6年(2024年)末頃になるということです。


* 北鉄バスファン倶楽部ツアーは加賀へ

 4月22日(土)、北鉄金沢バス(株)旅行センター主催の「北鉄バスファン倶楽部」ツアーの第4弾として『北鉄加賀バス加賀営業所撮影会と終点探訪塩屋・栢野ツアー』が開催されました。

 行程は金沢駅西口団体バス乗降場(7:50発)→北鉄加賀バス(株)加賀営業所(1時間30分の撮影会)→九谷満月(昼食)→終点探訪(栢野・塩屋・佐美・矢田)→金沢駅西口団体バス乗降場(18:00頃着)というものでした。

 前回の上辰巳より始まった“終点探訪”。ツアーで北鉄バスの終点を訪れると、その終点のバス停をモチーフにしたキーホルダーが記念にプレゼントされるという新企画ですが、今回は一挙4ヶ所を巡りましたので、バス停キーホルダーもそのぶんGETできました〜。

 なお、ツアー代金の定価は大人15,000円でしたが、全国旅行支援を利用できましたので、実額12,000円でOKでした。

 
 ▲福井県にもっとも近い終点・塩屋


* 北鉄ファン倶楽部,ついに富山へ

 そして来る5月6日(土)には、北鉄金沢バス(株)旅行センター主催の「北鉄バスファン倶楽部」ツアーの第5弾として『北鉄×富山地鉄夢の競演 富山地方鉄道富山自動車営業所撮影会ツアー』が開催されることもすでに発表されています。

 行程は金沢駅西口団体バス乗降場(7:30発)→往年の名路線「富山金沢急行線」にちなみ国道8号線で富山へ→富山地方鉄道富山自動車営業所(北鉄×富山地鉄夢の競演撮影会)→稲荷町(地鉄電車との共演)→富山駅周辺(自由昼食)→富山市内フォトラン→金沢駅西口団体バス乗降場(18:30頃着)というもの。

 今回は富山地方鉄道(株)とのコラボレーションにより、「と」こと双代町の富山自動車営業所での撮影会が挙行されます。ツアー代金は大人16,000円で、今回は全国旅行支援事業の対象ではありません。コーディネーターの“バス好き添乗員さん”によれば、すでに満席に近いそうです。


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令和5年(2023年)5月号

* 定期観光バス運行再開

 さる1月10日から乗務員不足のために運休を余儀なくされていた定期観光バス「かなざわめぐり」「わじま号」ですが、ゴールデンウィークの書き入れどきを迎え、4月29日よりようやく運行が再開されました。


* 名古屋B線、3列シートで運行中

 その4月29日より、高速バス白川郷・名古屋線(名古屋B線)の北陸鉄道(株)担当便で3列シート車両が運用されるようになっています。

 充当車両はかつて北鉄金沢バス(株)の高速バス大阪線で使用されていた38-391号車で、大阪線休止後はソーシャルディスタンスを保てる貸切バスとして転用されていましたが、このたび北鉄本体へ移籍し、高速バスへ返り咲いたようです。


* 駅前センター、西口へ移転

 7月1日、現在は東口のフォーラス隣にある「北鉄駅前センター」が西口のABホテル1階へ移転することが発表されました。実質的に、駅前センターと西口の北鉄グループ案内所が統合される形です。

 なお、駅前センターの西口移転に伴い、北鉄グループの高速バスのりばも金沢駅西口に変更されるほか、一般路線バスののりばも一部変更されることが発表されています。

 
 ▲西口へ移転する駅前センター


* チョイソコ、花園全域へ

 来る7月3日より、金沢市北部で運行されている予約制乗合交通「チョイソコかなざわ」の運行エリアが花園地区全域に拡大されることが発表されました。現在、花園地区では山間部の旧朝日校下のみが対象ですが、7月からは今町、二日市町、花園八幡町、岸川町、利屋町もエリアに加わります。

 3月31日限りで北鉄バス津幡線の旧道経由が廃止、さらに八幡経由も減便され、公共交通が不便になったと言わざるを得ない花園校下だけに、高齢者のみならず、スマホを使いこなす若い世代にとっても便利な未来の交通手段として、大きな期待がかかります。

 
 ▲チョイソコの車両


* 珠洲の地震でバス路線にも被害

 5月5日14時42分に珠洲市を震源地として最大震度6強の大きな地震が発生──。影響はバス路線にも及び、北鉄奥能登バス(株)町野線では大川地区で路面沈下が発生したことにより、南志見〜曽々木口〜粟蔵間が走行できず、5月9日まで里町方面へ迂回して運行されました。

 また震源地に近い地域を走る珠洲市のすずバスは5月8日から運行が再開されましたが、垂水〜曽々木口〜町野間は9日まで、川浦〜狼煙間は11日まで運休が続きました。さらに17日より川浦地内で通行止が発生し、再び川浦〜狼煙は運休となりました(※5月25日復旧)。


* 西口ただいま改装工事中

 駅前センターの駅西移転に向け、ABホテル1階の北鉄案内所では5月8日から改修工事が始まっています。工事の影響で、待合室、トイレおよび窓口は閉鎖されていますが、小松空港リムジンバスおよび特急バスの自動券売機のみ、利用することが可能です(ICaの自動積増機は利用できません)。

 
 ▲仮営業中の券売機


* 加賀温泉駅ではのりば変更

 一方、加賀温泉駅では北陸新幹線敦賀延伸へ向けたJR加賀温泉駅前広場整備工事の影響により、来る5月24日よりバスターミナルがアビオシティ側、現在は旅館の送迎バスが使用している区画へと移転します。いよいよ新幹線新駅の整備工事も佳境を迎えてきましたね。


令和5年(2023年)6月号

* 山環田上少し移設

 さる5月29日より、山環田上の郊外方向のりばが約50m手前のEvery金沢もりの里店前へ移設されました。


* 能登島へ1,000円シャトルバス運行

 6月19日〜12月24日までの毎日、能登島交通(株)と(株)大蔵により「金沢─和倉温泉・のとじまvia千里浜便」の期間限定運行が実施されています。

 運賃は片道1,000円で、事前予約はできません。停車停留所は金沢側が金沢駅西バス乗降場。七尾側は七尾駅、和倉温泉駅、和倉温泉お祭り会館、ひょっこり温泉島の湯(能登島方向のみ)、能登島コミュニティーセンター、のとじま水族館(能登島方向のみ)です。途中、能登島方向は千里浜レストハウスで、金沢方向は高松SAで休憩があります。

 運行ダイヤは通常便と後発便の2種類あり、日によって設定が異なりますので、公式ホームページでご確認下さい。

 
 ▲能登島交通の大型車が活躍


* 金沢地区の北鉄バス終点探訪ツアー

 6月24日(土)、北鉄バスファン倶楽部ツアー第6弾として、「金沢地区の北鉄バス終点探訪ツアー」が開催されました。北陸鉄道(株)創立80周年と、トミーテックの「バスコレクション 北鉄バス歴代カラー4台セット」発売を記念して行われたもので、北鉄能登バス(株)七尾営業所に所属する復刻カラーバスで金沢地区の終点バス停を訪ねるという企画でした。

 
 ▲俵バス停に停車した復刻赤帯バス


* マップの白山登山バスで白峰乗降可能に

 (株)マップによるJR松任駅〜市ノ瀬間の白山登山バスは6月30日より今シーズンの運行を開始しますが、今年度より白峰(菜さい)での半クローズ方式が解消され、松任駅〜白峰間のみでの利用が可能になります。松任駅〜白峰間の運賃は大人1,400円です。

 
 ▲マップによる白山登山バス


* 金沢市内1日フリー乗車券で電車にも

 7月1日より「金沢市内1日フリー乗車券」のリニューアルが行われ、これまでの利用範囲に加え、北鉄電車の一部区間(鉄道浅野川線の北鉄金沢〜上諸江間と鉄道石川線の野町〜新西金沢間)でも利用できるようになります。

 このリニューアルに伴い、価格は大人800円、小人400円に改定されます。


* 金沢駅東口・西口ののりば変更

 7月1日に実施される北鉄駅前センター(新名称:北陸鉄道チケットセンター)の金沢駅西口への移転に伴い、金沢駅東口および西口バスターミナルにてバスのりばの変更が行われます。

 高速バスのりばが東口から西口へ移行するのは既報の通りで、西口が高速バス、特急バス、空港リムジンの一大ターミナルになりますね(加越能バスの砺波ゆきは東口1番に残留)。

 このほか、金沢駅東口では「城下まち金沢周遊バス」「金沢ライトアップバス」ののりばが東口7番のりばに変更され、当該路線の専用のりばに。生活路線と観光路線ののりばを分けることにより、より分かりやすくなります。

 このほか、東口では次のようにのりばが変わります。
 ふらっと此花ルート→1番へ
 11番の路線([50]番台)→2番へ
 ひがし茶屋街ライナー→4番へ
 7番の路線([90]番台)→8番へ
 10番の路線([20]番台)→9番へ
 8番の路線([30]番台)→10番へ
 9番の路線([40]番台)→11番へ

 9,10,11番のりばは路線番号順に並ぶことになりますね。

 西口においても、[70]粟崎・内灘駅ゆきと[86]みずき4丁目ゆきののりばが、いずれも8番へ移動します。JRも含め、北安江へ向かうものはすべて8番標識と憶えておけばOKですね。

 
 ▲東口の駅前センターよ、さようなら


* 高速高岡線は正式に砺波どまりに

 「高速高岡・砺波─金沢線」は兼六園下〜砺波市役所前間で加越能バス(株)により運行中ですが、7月1日より正式に全便「砺波市役所前」発着へ変更され、高岡市への乗り入れは休止状態のまま廃止となります。これにより、路線名も「高速砺波─金沢線」と改められます。

 また、金沢駅前センター(新名称:北陸鉄道チケットセンター)が西口へ移転することにより、北鉄側での高速砺波線の乗車券および回数券は終売となります(回数券の車内販売は継続)。


* 能登中核工業団地で早くも改称

 7月1日より、富来線の能登中核工業団地経由便が停車する「能登中核工業団地コミュニティ前」は「ブロックバリュー前」と改称されます。旧名称はわずか3ヶ月だけのものになりますね。

 
 ▲名称変更の公示


* 北観が京都・大阪便を開設

 来る7月14日より、北日本観光自動車(株)と近鉄バス(株)の2社による高速乗合バス「京都・大阪特急線」の運行が開始されることが発表されました。昼行のみ2往復で、車両はトイレなしの4列シートですが、フリーWi-Fiを装備します。

 停車停留所は金沢側が北観佐奇森車庫、金沢駅前(旧金沢都ホテル前)、北陸道小松バスストップの3ヶ所。先方側は京都駅八条口、大阪駅前(地下鉄東梅田駅)、なんばOCAT)(JR難波駅、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(近鉄担当便のみ)となっています。

 運行開始を記念し、7月14日〜7月31日までの間、「乗車料金最安値キャンペーン」として金沢〜京都間2,500円、金沢〜大阪間は2,800円で利用することができます。


* 温泉特急は7月いっぱいで休止に

 一方、温泉特急線(加賀ゆのさと特急)は7月31日の運行をもって休止されることが正式に発表されました。すでに新聞報道で触れられていましたが、残念です。


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令和5年(2023年)7月号

* 北鉄チケットセンター,西口で始動

 金沢駅西口のABホテル1階で整備が進められていた「北陸鉄道チケットセンター」は、7月1日、お清めの雨のなかオープンを迎えました。

 のりば刷新とともに、東口にあった旧「北鉄金沢駅前センター」からリロゲートした新生「北陸鉄道チケットセンター」。急速に変わりゆく時代に適応していくための、勇気あるジャンプです。

 
 ▲6月30日,徹夜で作業が進められた北陸鉄道チケットセンター


* 野村萬斎さんによる車内放送

 7月1日より、北鉄バスではリファーレ前の車内放送で能楽師の野村萬斎さんによる「いしかわ百万石文化祭2023」の告知が行われるようになりました。突然始まりますので、なかなか圧倒されます。


* 今年もほくてつフォトコン開催

 7月7日、七夕を祝うように「ほくてつフォトコンテスト2024」が盛大に開始されました。今年のテーマは「四季と北鉄バス・電車」。入賞者の作品はオリジナル「ほくてつカレンダー2024」に掲載されます。みんなで応募して盛り上げましょう。


* 卯辰山の墓参バス,今年は県Pから

 今シーズンも7月13日〜7月15日の新盆に恒例の奥卯辰山墓地公園への無料シャトルバスが運行されました。今年は兼六園下モータープールが廃止されたため、発着場所が「兼六駐車場内」に変更されました。

 
 ▲新しい兼六駐車場


* 金石・大野周遊シャトルバス今年も運行

 夏の風物詩、「金石・大野周遊シャトルバス」は今年も運行。運行本数は6便、期日は7月15日〜9月10日にかけての土日祝で、このうち7月22日(大野日吉神社山王祭)、8月5日(金石夏まつり)、9月10日(こまちなみな〜と)の各イベント開催日は増便運行により計12便体制となります。

 1日フリー乗車券は700円で昨年同様。Webアプリ「のりまっし金沢」にてデジタル乗車券として購入することもできます。

 
 ▲昨年の運行時


* 金沢地区の北鉄バス運賃改定へ

 来る10月1日より、金沢地区の北鉄グループバスで運賃を一律10円値上げとする運賃改定が行われることが発表されました(白山バスの160円区間のみ20円値上げ)。消費増税によるものを除くと、実に26年ぶりの値上げです。

 ただ、新サービスとして定期券の地帯制フリーが「まちなかフリー」と改称され、いままでの2,140円追加から1,000円追加に大幅値下げ。さらにICaの複数回乗車割引の適用時間も、30分以内から1時間以内に拡大される予定です。


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令和5年(2023年)8月号

* 北國花火で各地へ臨時バス

 さる7月29日の夜、大豆田の犀川河川敷で恒例の「北國花火」が開催されましたが、これに伴う多客対応として、各方面への増発便が運行されました。

 花火終了後の臨時便はいままでもシャトルバスの返しを兼ねて告知なくサプライズ運行されていたようですが、今回はじめて北鉄公式ホームページで増便のお知らせが行われました。

 臨時増発便は次の通りでした。

◆開始前の増発便

  • [94]金沢大学17:05発、17:30発、18:00発、18:30発 旭町経由金沢駅ゆき
  • ◆終了後の増発便

  • [51]金沢駅22:20発 みどり二丁目ゆき
  • [95]金沢駅22:05発 旭町一丁目ゆき
  • [95]金沢駅22:10発 北陸大学太陽が丘ゆき
  • [92]金沢駅22:15発、22:20 発 朝霧台ゆき
  • [92]金沢駅22:25発、22:30発 若松ゆき
  • [33]金沢駅22:15発、22:25発 寺地経由南部車庫ゆき
  • [41]金沢駅22:10発 千代野ニュータウンゆき
  • [48]金沢駅22:20発、22:30発 西泉経由松任駅北口ゆき
  • [10]金沢駅西口22:00発 香林坊経由東部車庫ゆき
  • [60]野町駅22:15発 金石ゆき
  • [70]兼六園下・金沢城22:15 発 金沢駅西口経由粟崎三丁目ゆき

  • * 橋場町4番の時刻表がリニューアル

     橋場町の4番(ひがし・主計町茶屋街)のりばでは、金沢市によって北鉄・JR両社の時刻表・路線図を一本化した新しい案内表示が整備され、8月8日から供用が開始されました。少しでもバスを分かりやすくするためのモデル事業だそうで、とくに両社のバス路線が錯綜している橋場町4番が第1弾になったということです。

     新しい時刻表は北鉄バスとJRバスが同じ時刻欄に記載されているほか、分かりやすいアイコンで行き先が視覚的に示されています。

     
     ▲整備された橋場町4番のりば


    * イオンバス,内灘の道の駅へ延伸

     さる8月11日より、イオンモールかほく無料シャトルバスのうち、白帆台ルートが全便「道の駅内灘サンセットパーク」まで延伸されました。運行は引き続き土日祝のみとなります。


    * ラン♪RUN♪、9月1日改正へ

     運賃無料の広域巡回バス「ラン♪RUN♪BUS」では、来る9月1日にダイヤ改正が実施される予定です。残念ながら、「環状ルート」「小松・加賀ルート」「内灘・かほく・千里浜ルート」「南砺ルート」の4ルートが運行を終了し、既存ルートの中央線東西ルート、南北ルートの停留所をメインにした形で「環状内回り」「環状外回り」の2ルートに再編されます。

     とくに「小松・加賀ルート」はわずか半年の運行に終わってしまいます。フットワークの軽さがウリのランバスですが、引き際もまたあざやかですね……。

     
     ▲道の駅めぐみ白山からも撤退へ……


    * 北観の大阪便、1往復のみに

     7月14日に北日本観光自動車(株)と近鉄バス(株)により運行が開始されたばかりの高速バス「京都・大阪特急線」ですが、来る9月12日の金沢発午後便より北観担当便が運休となり、近鉄担当の1日1往復のみに減便されることになりました。

     
     ▲北観の高速バスのりば


    * 北鉄廃線探訪ツアー

     北陸鉄道(株)は創立80周年を記念した「北鉄廃線探訪ツアー」の募集を開始しました。9月23日に加賀地区編、9月24日に金沢・能登地区編が実施されます。

     極めて残念ながら、私は2日間とも仕事で、参加は無理です。両日程とも、鉄道ピクトリアル誌で執筆されている北鉄研究の第一人者・山本先生が解説してくださるということで、本当に80周年に相応しい上質な旅になると思いますので、皆さま、ぜひ私の代わりにご参加お願いします。


    * まったく新しいキャッシュレスが時代を変える

     北陸鉄道(株)はクレジットカード等のタッチ決済による、新しい「キャッシュレス乗車システム」の導入を発表しました!!!

     (株)北國フィナンシャルホールディングスとの協同により、クレジットカード等によるタッチ決済やデジタル乗車券で交通機関が利用できる、まったく新たなキャッシュレス乗車システムの導入です。

     これは乗車時・降車時に読み取り端末に、いままでの交通系ICカードと同じ感覚でクレジットカード等をタッチし、利用できるというもの。いまや交通系ICカードに代わりうる新時代の決済システムとして注目されており、すでに京福バス(株)の小松空港線や、富山地方鉄道(株)の富山空港線で導入されています。

     クレジットカード等によるタッチ決済乗車は海外ではすでに広く普及しているそうで、なりより、訪日外国人観光客は既に所有している自国発行カードがそのまま利用できるという利点があります。

     まずは北陸新幹線敦賀延伸にあわせ、加賀エリア及び金沢エリア(一部)を対象に令和6年(2024年)3月からサービスが開始され、令和7年度(2025年度)までに県内全域の北鉄グループバス、鉄道にまで拡大される計画です。

     なお「ICa」についてはサービスが継続され、のみならず利用範囲が県内全域の北鉄グループバス・鉄道線にまで拡大されるといいます。

     さらに、令和6年度(2024年度)以降、デジタル交通アプリ「のりまっし金沢」で販売されているデジタル乗車券についても、読み取り端末にチケット画面のQRコードをかざすことで乗降可能となり、チケット確認が乗務員さんの目視から機械判定に変更されることで、よりスムーズに利用できるようになるそうです。

     やはり北鉄さんはやってくれました。いままでも“新しもの好きの北鉄”と呼ばれた北鉄さんです。ふだんはごく“堅実”でありながらも、じつはつねに新時代へのアンテナを張りながらじっとチャンスが訪れるまで耐え、大一番にはチャンスを最大限に生かして“歌舞伎者”さえ演じる……。いままでもそうでした。方面別に色分けされた路線番号、シェルター式の上屋、低床バス、新バスシステム、ハイブリッドバス、そしてICa。常に時代の最先端を求めてきたのが北鉄さんです。誇り高き前田利家公の精神を伝える、石川県の第一走者といっていいでしょう。


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    令和5年(2023年)9月号

    * 奥能登バス停ガチャに新作

     さる9月1日より、北鉄バス停留所コレクション(カプセルトイ)の「北鉄奥能登バス地域限定バージョン」のVol.2が登場。輪島旅行センターのガチャで販売が開始されています。

     ラインナップは、宗玄、見附島口、九里川尻、沖波立戸の浜、矢波弁天、能登瑞穂、四十九坊、稲屋、正院、眞久、小間生、竹太、秋吉とシークレットの全14種類。今回は難読停留所も多めにラインナップされているように思いますが、当ホームページをご愛読のみなさんは、もちろん全部読めますよね?!

     
     ▲「眞久」もキーホルダー化


    * 奥能登国際芸術祭で増便

     「奥能登国際芸術祭2023」の開催に伴い、9月23日〜11月12日にかけ、珠洲特急線の増便が行われています。増発便は金沢駅西口8:30発すずなり館前ゆきと、すずなり館前17:30発金沢駅西口ゆきの1往復。もうすっかりおなじみの増発ダイヤですね。


    * 四国への高速バスは正式に廃止へ

     残念ながら、西日本ジェイアールバス(株)がジェイアール四国バス(株)とともに手掛けていた高知ゆきの夜行高速バス「北陸ドリーム四国号」は、乗務員不足等により令和5年(2023年)11月30日をもって廃止されることが発表されました。

     なお、この路線はコロナ禍の影響により令和2年(2020年)4月20日から運休が続いていますので、実際に運行された期間は1年にも満たなかったことになります。

     
     ▲廃止が決まった「北陸ドリーム四国号」


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    令和5年(2023年)10月号


    * 運賃改定

     10月1日より、北鉄グループバスでは運賃改定が行われました。

     
     ▲バス持続のため,やむを得ません


    * 空港リムジンの200円券サービス終了

     小松空港の券売機で販売されているリムジンバス乗車券に付与されていた「金沢駅〜200円区間券」は、運賃改定に伴い、9月30日をもって終了となりました。


    * イオン白山,Kパークに

     10月2日から、イオンモール白山が「Kパーク」(通勤時パーク&バスライド駐車場) として新たに加わりました。


    * 航空祭でもデジタルチケット

     さる10月7日に航空自衛隊小松基地で開催された令和5年度「航空祭」。毎年恒例のシャトルバスでは、初めての試みとして「前売デジタル乗車券」が販売されました。

     これはデジタル交通サービス「のりまっし金沢」から前日までにキャッシュレス決済にて購入できたもので、対応は小松駅ルートのみ。当日券では大人1,000円、小人500円の往復券が、前売券では大人800円、小人400円と割安になりました。

     4年ぶりに制限のない通常開催となった今回の「航空祭」。約5万人の来場となったそうです。


    * IR線でも使えるデジタルチケット登場

     10月14日からの「いしかわ百万石文化祭2023」にあわせ、北鉄・JRバスとIRいしかわ鉄道(株)がコラボレーション。10月11日より、「金沢市内1日フリー乗車券」と「IRいしかわ1日フリー切符」の機能が合体した「いしかわ百万石文化祭記念フリー切符」がデジタル交通サービス「のりまっし金沢」限定で販売されています。

     利用可能期間は10月14日〜11月26日のうち1日間。価格は大人1,000円、小人500円です。

     
     ▲IR線の金沢〜倶利伽羅間でも使えます


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