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JRバス園福線、再訪
福知山と園部を結ぶJRバス「園福線」を再訪してきました。
最終修正:令和5年2月23日 (7)
園福線の福知山口は何種類かのルートがありますが、このバスは市の谷経由。途中、バイパスのインターチェンジのようなところを降りたり、産業団地内を走ったりしましたが、いつしかバスは昔ながらの狭い道へ。その狭い道の途中に、下六人部と書いて「しもむとべ」と読ませる停留所。良い名前です。このあたり山陰道の旧道らしく、街道の左右には旧家が軒をならべ、漆喰をした塀が続いています。
旧道から国道9号線の本線へ。信号もすくなく、ノンストップのままバス停だけがどんどん過ぎていきました。なんとなく、輪島から門前への途中みたいな雰囲気。国道から、田んぼを隔てて山際に家並みがあったり……。
このバスの乗務員さんは待合所のあるバス停を通過するとき、かならず「パッパッ」と二回ラッパを鳴らしていました。昔のバスって感じ。京丹波町役場前からバイパス然とした広い道路に。新道口。新須知。お年寄りがバイパスの道沿いのバス停に何人か待っていました。
峠北口、観音峠と通過し、トンネルを抜け、行く手の谷の切れたところに園部の街が白くけむっているのが見えました。国道は大きくまわりこみながら、少しずつ高度を落としていき、上木崎。園部河原町。いよいよ園部です。
ここからは京阪京都交通の世界です。40系統 園部駅西口→亀岡駅前。先客は真ん中のほうに座っているおじさんだけ……、と思ったら、おじさんはおもむろに立ち上がって運転席に着きました。
西本梅小学校前というところから、結構な狭隘路に。道の両側の用水に水が流れていました。バスは狭いところを泳いでいくみたいに切り抜けていきます。少し広くなったところでは対向バスが待っていたり。お互いに運転席の窓をあけて、一言ふたこと言葉をかわして、すれ違います。向こうのバスの乗務員さんのニコニコした顔が窓の外を通り過ぎていきました。
狭い道は終わって、国道佐伯、国道下佐伯、国道太田道。昔はやっぱり旧道のほうにバス停があったのでしょうね。国道といっても片側1車線で、ひなびた雰囲気もある国道。終点・亀岡駅前まで、たっぷり乗って運賃は1200円でした。ちなみにJRの電車賃は園部〜亀岡間が240円。
京都市内まで直行できる便利な幹線路線。しかし、国道9号線に入った矢田口というバス停で、はやくもぼく以外の全員が降りてしまいました。小松駅から小松線に乗ったら上小松保健所前で全員降りてしまった的かなしみ。
老ノ坂峠を越え、三ノ宮から狭い道に。昔ながらの街道なのでしょう。桂駅東口。ここからはもう何度も繰り返し乗っている区間です。西大路七条というバス停名を耳にして、ようやく京の都に来たことを実感します。福知山から半日かけて、やっとここまで戻ってきました。スーパーマリオでいえば、ワープゾーンを使わずにこつこつ旅して8−4まで来たという感じでした。
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平成26年(2014年)夏。夜行バスで京都に降り立ち、すぐに山陰本線の電車で福知山へ。このあたりの山陰本線に乗るのもずいぶん久しぶりで、夜行疲れで眠くはあったのですが、車窓を眺めていると眠気を忘れ、なかなか楽しめました。
福知山駅が高架化され、建て替えられたということは知っていたのですが、高架駅になってから訪れるのは、これが初めてということになりました。綺麗なコンコースから、駅前に出てみてびっくり。ここが福知山とは! まったく昔の面影がありませんね。
単刀直入な交差点名です。
JRバス園福線・園部ゆき、新車エルガミオ、331-3941が来ました。一般路線車では13年ぶりに入ったという新車。中ドアは泰平のLED付チャイム。整理券は小田原のサーマル式。運賃表は小田原と思われる液晶運賃表と、なんだかJRバスではないみたいに思えるほどの都会的仕様でした。でも放送の声は安定の平山陽子さんです。
園福線沿線の最大の要衝・桧山で下車しました。以前訪れたとき目をみはった自動車駅舎は、健在でした。
西日本JRバス桧山駅です。
路線図と、時刻表。
こちらは町営バスの時刻表。
「三ノ宮方面」。こんなところから三宮へ行けたのかなと思ったら「丹波三ノ宮」でした。ちなみに近隣には「丹波梅田」もあります。
駅舎に隣接する西日本JRバス京丹波営業所。10年前に来たときは町営バスが停まっているだけだった構内も、福知山からの営業所移転により、園福線の要衝として活気のある光景に。
京丹波町営バスの下山ゆき。もとはJRバスだった路線ですね。カラーリングが石川県所有の福祉バス「むつみ号」と似ています。
駅舎の風景。
5型の新車・531-3940。これが園福線の新たなフラッグシップとなっています。こんなバスが金沢にも入ったらいいですね。
気になるトマソン。もしかして小荷物窓口だったのでは?
トマソンその2。天井にはスピーカーのようなものが?!
かつては構内放送もあったのでしょうか。
1時間ほど自動車駅を楽しみ、園福線の続きは園部ゆき・334-5911で。今度は実に西日本JRバスらしい中型ツーステ。運賃表のタイトル表示は「桧山〜園部」でした。5文字しかないのでスクロールせず固定表示になっていました笑
正しい西日本JRバスの車内ですね。
終点・園部着。
園部駅南口へ移動し、さらにバスの旅を続けました。前回、園福線を訪れたときは、京都の四条河原町から園部への急行バスで園部へ入ったのですが、いまはその急行バスはなく、亀岡でローカルバス同士の乗り換えとなります。
京都駅ゆきのバスは、亀岡駅ロータリーではなく、路上から。鉄道にそっぽを向いて対抗している感があります。
2系統 亀岡駅前→京都駅前。元京阪のブルーリボンツーステ来ました! すばらしい。
篠。旧京都交通時代の待合室は、いまもそこかしこに残っていました。ここで乗務員交替となりました。営業所がすぐ近くにあるわけではないようでしたが、バスベイに社用車を着けての交替となっていました。