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「身近なバスで小さな旅」に行ってきました

 路線バス車両を使った、ちょっと変わったツアーが、北陸鉄道(株)で平成22年(2010年)秋〜冬に催行されました。

最終修正:令和6年4月5日 (15R)
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 このツアーの特色はなんといっても、「路線バス」を使うこと! また、昼食代・寄留地などの料金は含まれておらず、代金はバス代のみのため安価! また、原則自由行動というのも大きな特徴です。


 
 参加したのは「湯の街山中温泉散策」コースです。お代金は2,500円。電車・バスの単純往復に比べてみても、この値段は安いっ!


 
 この日は吉崎御坊方面のコースも設定されており、金沢駅西口の観光バスのりばには、2両の路線バスが登場しました。

 本日の山中コースの参加者は21名。中年以上の女性グループが大半で、いつもの「あすなろツアー」の客層に近いかなと思われます。一応、趣味者風の人は管理人を含めて2名のみでした。

 みなさん口々に、「本当に路線バスやね!」「えらいハイカラなバスや!」などなど。

 出発時間の9:00になり、発車しました。車両は東部の10-889号車です(ちなみに吉崎コースは南部の890号車)。


 
 ジャンボボールで6名の方が乗り、座席確定。添乗の方より「ご自由に変わっていただいて結構です」と案内があり、このあたりは高速バス的ですが、これは座席によって当たり外れがあるからでしょうね。

 管理人も自席の3A(まぁ席番はありませんが)から7Dへ移動しました。ここは車椅子用シートで座席は堅いのですが、好きな後方は埋まっていますので、とりあえず。

 三日市から国道8号線に上がり、あとはバイパス疾走……。新車だけに、路線車とはいえ、かろやかな走りです。


 
 手取川を越え、加賀地区へ。


 
 温泉特急線のセレガとの出会い。


 
 こまつドームが見えました。


 
 1時間ほど走って、10:00頃、「世界のガラス館」でトイレ休憩。僚友・吉崎コースと肩を並べます。施設の職員の方も駐車場に入ってきた路線バスを興味津々で見ていました。


 
 いやはやそれにしても、これがツアーの車内とは思えませんね。


 
 そして、10:36に山中温泉に到着しました。帰りは14:40発となり、4時間の自由行動時間です。


 
 とるものとりあえず、「お散歩号」に乗車しました。フリー券はバス車内で添乗の方から500円で購入済。日帰りで訪れた場合、普通は800円ですから、オトクです!


 
 ガイドさんの案内が加賀弁バリバリで、耳に心地よいです。遠方から来た人には旅を感じてもらえるでしょうね。


 
 1周したあと、さらに2周目に行き、ゆーゆー館で下車しました。


 
 とりあえず、保存されている「しらさぎ号」を見学。祝日なので親子連れが何組か探険していました。


 
 車内は転換クロスシートです。


 
 昭和30年代に、北鉄がこういう電車をつくり、走らせていた……。たしかに存在した歴史です。

 


 
 ゆーゆー館で第1日帰り入浴。祝日でしたが混んでおらず、露天風呂は貸切でした。

 湯を上がったあと、ポカポカ気分さめやらぬままに、ふたたび「お散歩号」に乗って山中座へと向かいます。


 
 「菊の湯」で第2日帰り入浴でした。ふたつ同日に入り比べてみたのは初めてでしたが、湯の質は絶対的に「菊の湯」のほうがいい感じ。飲泉してみても、味さえ違う感じがしました。

 ただ、「菊の湯」は石鹸類の無料備え付けがないのが……。県外の温泉地の浴場では大抵あるのですが、加賀地区の総湯はどこもすべてが石鹸類は有料販売なんですよね。県外から日帰り温泉客をもっと呼び込むには、石鹸・シャンプーは備えておいてほしいです。バス旅・鉄旅だと荷物もかさばりますし、やはりタオル一枚だけ携えて、ふらっと気軽に入りたいですね。


 10-889。
 そうこうしているうちに、出発時刻の14:40が近づきます。4時間は長いかなと思っていたのですが、あっという間でした。ちなみに、もうひとりの趣味者の方にたずねてみると、なんと「ゆーゆー館経由栢野」と「菅谷経由」にお乗りになってきたとのことでした。やりますね!


 
 帰りは、白鷺橋詰をなんと右折! 旧四十九院線ルートで帰るというサプライズ。おそらくそちらのほうが速いという判断だと思いますが、趣味者の方と顔を見合わせ、にやりとしたことです。ふだん絶対に来ない道に来るバスに、対向車もちょっと驚き顔でした。


 
 金沢駅西口には15:50頃に到着。出発も比較的遅く、帰着も早め。そしてお値段も手ごろというわけで、まさに「小さな旅」でした。


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