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小牧から大牧へ ダムをゆく航路

 富山県にはダム湖の上を航行する船の運航されている場所があります。船でしか行けないホテルとして有名な大牧温泉への航路です。その船に乗ってみました。

最終修正:令和5年2月20日 (8R)


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 加越能バスの小牧堰堤ゆきに乗り、終点の小牧堰堤に着きました。

 
 「大牧温泉のりば」とあります。

 ここから大牧温泉へは、船が出ています。大牧温泉は、小牧ダムによって庄川を堰きとめて形成された大牧湖のほとりにあり、一般の道は通じておらず、船でしか行けない温泉となっています。そこへ向かうのが、この大牧航路です。

 
 ダム湖に浮かぶ、遊覧船。

 窓口で往復2,800円のキップを求め、乗船します。大牧温泉は立ち寄り湯は行っていないようですが、宿泊客でなくとも、遊覧ということで、単に往復するだけの乗船もできます。さすがに2,800円は高いなー……と感じたのですが、いやいやなんのなんの、乗ってみると、その分の価値が充分ありました。

 
 船内のようす。小ぶりなものです。

 
 シートはバスにソックリなものです。

 
 2階は展望デッキになっており、川風にふかれながらの乗船ができます。この日は観光バスでやってきた観光客の団体が乗船し、1階は満員。2階もかなりの盛況になりました。テンション高く、キャッキャウフフとなっているオバサンたちに混じって、船旅を楽しみます。

 ダム湖をゆく船ということで、湖を横断して温泉へ向かうような航路を思い描いていたのですが、そのようなものではなく、どちらかといえば川をどんどん遡っていく感じです。川なので、地形にそってカーブしたり、狭いところもあったり。そういうところを船でゆくのは、探険に似た楽しみがあります。

 
 廃棄された橋の遺構が見えてきました。

 
 この橋台は「利賀大橋」という橋のものだったそうです。廃道マニアの方々の間ではよく知られている橋だということです。美しい曲線を描いています。

 
 現役の橋もくぐります。

 
 少しずつ川幅が狭くなってきて、蛇行も続き、ずいぶん奥地まで来たなと思った頃に、大牧温泉に到達します。湖に面した城のような、大牧温泉の旅館。船はこのように、旅館がよく見えるところまで行ってから、ターンして船着場へ。

 
 大牧温泉の船着場は、まるでバス停の待合室のような簡素なものです。「遊覧の方はどうぞそのままご乗船ください」ということで、上陸せずにそのまま乗っていました^^;

 帰りの船も、入れ替わりに、温泉をたのしんだ団体客が乗ってきました。一人ぼっちだったらどうしようと思っていたのですが、意外といっては失礼ですが、かなり盛況な大牧航路でした。

 
 小牧堰堤が見えてきて、この船旅もそろそろ終わりです。

 
 船を降りて、船着場の注意書きを見てみると……。

 船内でのけんかが禁止されていました(゜ω゜)



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