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近鉄バスふらふら
関西では鉄道の駅ごとにターミナルがあって、そのターミナルと別の鉄道の駅同士をバス路線が密に結びあっていて、感性のまま、本能のまま、欲望のままに、ひたすら眼についた&乗りたくなったバスに乗り継いで遊ぶことができます。ほんとうに楽しいところで、北陸在住のぼくなどからすれば、関西すべてが「関西乗りバスランド」というテーマパークのように思えてしまうところです。
最終修正:令和5年2月23日 (10R)
平成25年(2013年)7月に、その関西乗りバスランドの一角、近鉄バスに乗って遊びました。 京都駅八条口からの京阪バス「直Q京都号」に松井山手駅まで乗り、松井山手から四条畷まで電車で移動。この四条畷からスタートとしました。
【ふらふら略図】 JR住道 ┌┐ ┌─● 四条畷●| | \ (スタート)| | \ | | \ | | \ | | \ | ○荒本駅前 ●吉田 ○新石切駅前 | |駅前 | | | | | 朝鮮高校前○ | 若江| | | 岩田○ 花園駅前● └┬●瓢箪山駅前 | | | | | | | | | | | | | ├────┘ ┌─●近鉄八尾駅前 ●山本駅前 | ○JR八尾駅前 | | ○八尾空港前 | ○八尾南駅前 | | ●藤井寺駅 | | | ●古市駅前(ゴール)
目立つ黄いろの近鉄バスの瓢箪山駅ゆきは出発するやいなや、道幅ぎりぎりの商店街を走行。神社の鳥居をかすめるように曲がり、のっけから良い路線に乗ったものだと思いました。 終点の瓢箪山もまた、手狭な駅前の用地をたくみに使ったバス乗り場で、通りから用水を隔てたわずかなスペースにバスが縦列駐車しており、誘導員さんの笛でバックして出発します。 次に乗る山本駅前ゆきは前回の訪問時にも乗ったのですが、数年あけての乗車といえど、やはりバス停名などには憶えがあるものです。 「つぎの停留所から、整理券を発行致します。ただいまご乗車中の方は、お取りにならないように願います」という案内放送は近鉄バス独特のものではないでしょうか。券を取り忘れ、運賃が変わったあとなのに別のバス停で券を取る人……という光景をときどき眼にしますが、もちろん立派な不正行為です。それを放送でわざわざ咎めているのがユニークです。
この路線も前回に乗ったのですが、そのときには、終点・花園駅前にターンテーブルがありました。しかし、高架化工事に際して、このターンテーブルが廃止されたとの話を耳にしており、どういう風に変わっているか、これがひとつの楽しみでした。
近鉄の河内花園駅は前回訪れたときすでに高架化が進んでおり、片側の線路のみがすでに高架に切り替わっていました。今回は、たぶんもう全て高架になっているのではないかと思いながらの再訪だったのですが、意外にも、まだ前回と同じ状況で、片側のみ高架、片側は地平のままでした。
花園駅前からは吉田駅前ゆきに乗車。これは中型バスでした。朝鮮高級学校前というバス停を経て、案外すぐに終点に到着。高架下の、交差点のたもとのようなバス停でした。 のりばをかえて、さらにJR住道ゆきに乗り換え。これもまた中型。
ここからは、京阪の駅のある萱島から来た近鉄八尾駅前ゆきをキャッチ。長細いHRに、この日はじめて遭遇しました。この路線は前に八尾から萱島まで全区間乗ったことがありましたが、案外乗りでがあったのを憶えています。今回も腰をすえて乗れるなと思っていたのですが、腰をすえすぎて、なかばお昼寝タイム笑
駅舎1階の「河内そば」で、最近河内地方の隠れたソウルフードとして脚光をあびつつあるという「かすうどん」を初めて喰べてみました。「かす」というので、天かすみたいなものを想像していたのですが、ミミガーのようなコリコリした食感に、とろりと口のなかに広がる濃厚な脂み。はじめての味でした。 初体験の美味とともに、カウンターの内側の、異様にテンションの高い大将の受け答えを聞いているのも楽しく、なんとも「濃い」駅そば店でした。 汗だくになりながらも、次のバスで涼むことにして頻発している藤井寺駅前ゆきに乗車。途中「八尾空港」というバス停がありました。航空便で八尾発着というのをあまり聞いたことがありませんが、福井空港のようなものなのでしょうか。
駅の反対側に移動して、古市駅前ゆきに乗車。
そのあとは、電車の終点の河内長野で降りて、河内長野駅から泉ヶ丘駅、泉ヶ丘駅から堺東駅、堺東駅から堺駅へと南海バスを乗り継ぎ、堺駅からは地下鉄住之江公園、地下鉄動物園前と今度は大阪の市バスを乗り継いで、当地での定宿としていた新今宮駅前へ辿り着いたのですが、まぁそれは近鉄バスとは関係のない、尾ひれのはなしです。
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