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中村町の地下道

最終修正:令和6年4月2日 (6)


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 昭和大通り──バス路線でいえば[82]鳴和・増泉線の富本町〜中村町間にある中村町交差点には、かつて非常に古い地下道がありました。


 
 一見するとなんの変哲もない地下道ですが、階段を下りてみると……、


 
 明らかに異様な雰囲気を醸し出すトンネルが姿を現わします。


 実はこの地下道は金沢市で最も古い横断地下道なのだそうです。完成は昭和42年(1967年)4月5日。建設にあたっては、かつて現在の高岡中学校の場所にあった金沢競馬場が費用を出資したということです。

 なんでも当時、競馬開催日には昭和大通りの交通量が非常に多い状況となっていたため、近くにある中村町小学校の児童が下校時に危険な目に遭わないようにするため、この地下道は誕生したということでした。


 
 非常ベルのボタンも非常にレトロなものでした。


 
 この地下道よりも古い地下道は当時、金沢駅前と中橋陸橋下にあったそうですが、それらはいずれも線路をくぐるためのものであり、道路の横断を目的としたものとしては、この中村町の地下道が初だったそうです。

 しかし、老朽化もあってのことでしょうか、令和5年(2023年)5月17日より「取り壊し工事」のため通行止となり、そのまま撤去されてしまったようです。



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