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▼令和6年4月17日更新...
 そうよ フューエル・ガール薪子 第13話をUPしました


▼令和6年3月13日更新...
 そうよ フューエル・ガール薪子 第12話をUPしました


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:: 続きもの

 そうよ フューエル・ガール薪子(連載中) [2023.04.01]NEW
 彼女になにが起こったのか──? ネオ・ディーゼルエンジンを搭載した巨大な機械人形「警機ロボット」を操る日野薪子。県警特殊部隊デスポリスとともに、現代の一向一揆を掲げる武装集団「マザー」を迎え撃て

 果実の牙 フルーツ・ガール桃子(全26話) [2021.03.06]
 奥能登町立図書館に所蔵されている「奥能州霊異叢書」という書物によると、桃子は明治の終わりごろから大正の初年にかけて活躍した人物だそうです。桃子と蟹挟、そして能登鬼ヶ島と呼ばれた謎の島……。その3つの鍵により、大正、昭和、平成と閉ざされ続けていた物語のドアーが開かれます。

 花の少女ガール綾(全26話) [2020.02.20]
 花の少女ガール綾のことを書きます。国際浜北大学の表教授によると、彼女は絶対に負けないそうです。異星人にだけ効果のある魔法を使うからだといいます。それは現代科学の粋を集めても再現することは不可能でしょう。

 僕は女の子よりカツカレーの方が好きだ [2005.11.26]
 1.2.3.4.5.
 中学さいごの文化祭、学年劇のケイコにはげむリウヤ。Lカツカレーの味と憧れの女子に少年の心は揺れ動く。


:: 短編・掌編

 年賀状 [2024.01.01]
 私の年賀状スタイルです。

 モンスター労働組合 [2023.02.01]
 合同運営院長の挨拶のあと、各職場代表からの質疑が行われた。以下はその質疑内容・議長答弁の要約である。

 駒帰らず [2021.09.04]
 「それから、“コマガエリ”ってどんなところですか?」
 松本便の高速バス乗車券の日延べを申し出た女性が、変更手続きの済んだあと、そう唐突に尋ねた。

 濡れて消えのこる花火の歌 [2021.08.22]
 わたしは手頃な岩に腰掛け、線香花火にマッチの先端をうつしました。かぼそくも一番輝いて華々しいそれは、あいつの好きな花火でした。しおさいの音に火薬のはぜる音が混じります。

 循環ときわ橋 [2021.08.08]
 石川県の金沢へ進学した友人にさそわれて、彼の下宿さきを訪れた。真夏の城下町は思ったより気温が高く感じられたが、かといって晴れてはおらず、空はあくまで重いグレーの濃淡で広がっている。

 湿った文庫本 [2021.07.24]
 星田に長野まゆみを知っていると口走ってしまって、やつが急に近寄ってくるようになったきっかけも、思えば宮さんがもたらしたのかも知れないな。読まない? と手渡された文庫本を、いいです、と云ってそのまま返してしまったとき、宮さんがひどく淋しそうにしていたことが、いまも昨日のことのように鮮明で、心がいたむ。

 浜風の思い出 [2020.11.07]
 列車は始発の大阪駅を出ると、すぐに鉄橋にさしかかる。車掌の案内はそれで途切れた。声のしたほうを見ると、いつの間に坐ったのか、通路をはさんだ隣のシートに、少年がいた。

 転生したら穴の上にいた件 [2020.10.31]
 転生したら穴の上にいた。

 子からの手紙 [2020.10.18]
 風を指さきで手折るような手つきで、少年は空をつかもうとしていた。冬がちかづいているというのに、雪はふらない。海のかなたに目を凝らすと、水平線を船がよこぎっていくのが見えた。
 

 洞窟の宿 [2019.04.01]
 どうしてこんな洞窟のなかでご商売をされているのですか?  何気なく訊いてみた。主人の口元がにわかに引き締まった。

 その駅には [2014.06.30]
 誰もいないホームを歩いた。ホームは長い。その長いホームの端に待合室はある。そこまで歩いていく。この駅の昼間は、つくづくかなしい。

 窓口へきた母子 [2014.04.09]
 「とにかく……、どこか……楽しいところはないですか。」
 母親はなぜか、懇願するようにぼくにきいた。そのあいだも、子は、黙っているだけだった。

 みどり団地 [2014.02.14]
 上安原からは、道なりにみどりまで歩いた。ここは名の通り緑の多い団地で、植込みの緑があざやかで気持ちが良い。このみどり団地はそういえば、捨村ミユキの生活していた街だった。

 二人の友の墓石を前に [2013.06.24]
 それぞれ離れたところで眠っている赤久保くんも同野くんも、十一年前、ぼくが小学生だった頃の友達だった。二人とも、小六のとき同じクラスで、そして二人とも、その同じ小六のとき、死んだ。

 連れ子の遺影に [2013.05.18]
 遺影のなかできみは、学生服を着て、少しはにかんだようにわらっている。私がきみの父親となったとき、きみは十一歳だった。

 奥能登の少女の声は風に消え [2013.01.18]
 伏原奏恵は、この村にうまれた生徒だった。落ヶ原というこの集落から、金沢の高校へ下宿生として来ていた。奥能登の淋しい村に生まれた少女の薄幸。

 野町の子守唄 [2011.11.04]
 野町駅での乗り換え待ちに三十分程度の時間があれば、かならず足を運んでみる場所がある。ここは、野町の祖父母の家だった。

 雪傘のなかで [2011.01.27]
 うつくしい雪景色。しかしそれは、歩かなければならない少年にとっては、残酷な白い闇だった。雪国の冷酷を描く。

 修学旅行の列車 [2011.01.07]
 新幹線はどこかの人影のまばらな駅で、〈のぞみ〉に抜かれるために停車した。行き先に「修学旅行」と書いた列車が、対向ホームに停まっていた。

 ある路線の午後 [2006.01.24]
 ドアがひらくと、少年が2人、つれだって乗ってきた。バスのなかで少年たちは、つまり、手をふっていたのではなかった。

 ヒカリガオカ [2005.10.18]
 県営団地の足元には小規模なロータリーがあり、ベンチとともに停留所の標柱が1本、長く伸びる昼下がりの陰影を従えてたたずんでいる。僕はそこでバスを待っていた。

 さいごの村 [2005.03.11]
 ぼくたちの村は、明日から市の一部分になる。かわるものと、かえてはいけないもの。

 デジャ・ヴュ [2004.12.02]
 ゆうべの果実の味が、唇のへりに甘い。醒めかけのまどろみのなかで、夢のなかからずっと響いていたピアノの音色が、妙に熱っぽくなっている耳にゆったり届く。いつか聴いたことのある気のする旋律だ、と僕は思った。

 白い春 [2003.04.08]
 夜行から乗り換えた列車は、みやこの駅から2時間ほど走って、山峡の小さな無人駅に停まった。7年ぶりに再会するふたりの少女。

 ローカル線の少女 [2003.02.20]
 日本海側の、ごく小さい町にあるささやかな駅から、あるローカル線が分岐している。

 水銀コーヒー [2003.02.20]
 ある日、水銀からコーヒーを蒸留しようと思った。

 忘れ物 [2003.02.20]
 高校を卒業して随分経ったが、どうも33Hの教室に忘れ物をしてしまったらしいのを今頃思い出した。

 警官 [2003.02.20]
 警官は一人で冷たく笑っている。燃え盛るビル群が、あと数キロという所にまで近付いて来た。

 油ドンドン [2003.02.20]
 炭で塗りたくったようなどす黒い夜空の下を、私は銭湯へ向かって歩いている。

  [2003.02.20]
 私は、開いた顎が閉まらなくなって、うろたえた。

 みかん [2003.02.20]
 私は、みかんを剥いて遊んでいた。

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